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進化した留学

彼らはたいてい日本政治や経済に関連した授業を選択しているので、そういうクラスに顔を出すか、履修している友人に相談すれば、たいてい候補者がみつかる。 もちろん、日本語のクラスを当たってみるのもよい。
学内に貼紙をして「募集」を出すのも手である。 私と同じ時期にフェローで在籍した女性テレビ記者は、貼紙によって、日本のジャーナリズムに関心をもつ学生をゲッ卜した。
つまり、貼紙や人に仲介を頼むときにも、自分の職業や話したい話題を明らかにしておいた方がよいのである。 私の場合、最初は友人の紹介で、もうすぐ帰国する日本人フェローのパートナーを引き継いだ。
そのフェローは、たった1年間の滞在で、なんと8人ものエクスチェンジ・パートナーを持っていたそうである。 中には地下鉄の中で知り合った人もいたらしいが、やはり友人の紹介とか引き継ぎとかというのが、もっとも信頼できるような気が、私にはする。
実は、コロンビアの英語学校でもこの「エクスチェンジ」という方法を奨励していて、登録しておくとパートナーを紹介してくれる。 日本語を学びたい人も登録されているのである。
しかし、私はこの方法によっては、せっかく電話しても返事がなかったりして、相手を得られなかった。 が、私の友人は、このルートで素晴しい相手を得た。
「彼は『憂鬱』とか『薔薇』とか、漢字で書けるんです」と、友人は恐れ入っていた。 他に、英語での話相手ということなら、大学の近くの教会に貼紙がしてあって、親切な老婦人がボランティアをしてくれていると聞いたことがある。

本当はこうして日本にいるときこそ、「ランゲージ・エクスチェンジ」のパートナーが、喉から手が出るほど欲しいわけだが、私が体験したのはアメリカ留学中の話なので、日本での方法についてはこれを応用するしかないであろう。 私の5人のパートナーは、すべて同時進行していたわけではない。
ある人が忙しくなったりして続けられなくなったとき、友だちを紹介してくれて引き継がれ、だんだん増えていった。 最初のパートナーはSという女性で、コロンビアのティーチャーズ・カレッジの学生だった。
ものすごく日本語がうまくて、日本人の学生が何人かで日本語で話していると、「元気?」などと言いながら入ってくる。 以前、J大学で勉強していたことがあり、学生同士の普通の会話にもまったく違和感なく加わっていける。

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